在宅での生活のしやすさを探し出す
朝晩の涼しさと昼間の暑さ、寒暖差にやられそうですが訪問は元気に向かっております^^
こんにちは!こころみです♫
今日は、退院後の在宅での生活のことについて話したいと思います。
在宅療養の実際
そもそも、入院していた方が在宅療養を選ばれる理由は様々ですが、病院より自宅がいいという単純に本人や家族の思いから在宅療養に切り替えられる方、最近は在院日数(入院期間)の短縮化が国の政策になっているという制度の問題で在宅療養をせざるおえないという方、ざっくり大きく分けて2つです。
何れにしても、今まで病院での生活をされていた方は自宅に戻ることに対して不安は多くあります。病院は24時間医師や看護師がいる環境で何か起こっても守られていたり、リハビリなども理学療法士や作業療法士の定期的なリハビリに参加でき、お薬も薬剤師の元で服薬できる。
在宅に戻れば、一人もしくは家族の支えに週数回数時間の看護師やヘルパーさんの力のみ。
その環境の中でいかに快適に安心して生活していくか。
それを考え工夫していくのが私たち訪問で支援していくスタッフの仕事です。
看護師や保健師だけではなく、訪問診療の医師・薬剤師・ケースワーカー・作業療法士・理学療法士・ヘルパー・セラピストなどなど・・・
そう、病院と同じように様々な医療福祉スタッフが携わり在宅療養を支えます。
パーキンソン病の利用者さんから見える生活のしやすさ
80代のパーキンソン病の方
先週退院したばかりですみ慣れた家とは行っても思うように動かない体を携えての退院。退院直後からの訪問でしたので、初回訪問で家の中の間取りや本人の状況など調査した上でご本人が不便にならない方法を考えます。
<パーキンソン病の症状とは>
パーキンソン病では、主に、手足がふるえる(振戦)、動きが遅くなる(無動)、筋肉が硬くなる(固縮)、体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)、といった症状がみられます。これらによって、顔の表情の乏しさ、小声、小書字、屈曲姿勢、小股・突進歩行など、いわゆるパーキンソン症状といわれる運動症状が生じます。
この利用者さんも、立ち上がりからの踏み出しに時間がかかり歩き出してからも次の動きが上手くいかない。
この状況から自宅での歩行の手助けになればと考えた方法がコレ
目印シールを貼る作戦!!!
所長のひらめき!大成功^^
貼った途端歩き出しもスムーズでご本人も大満足!
トイレや寝室に行く通路に貼っていきました。
今日訪問へ行くと黄色と違う色のシールが・・・
なんと、効果的だったのでと自分で玄関までのシールを貼ったとのこと^^
気持ちが外に向いたんだな!
生活のしやすさを獲得し気持ちも前向きになる♫
ほんの一部ではありますが、次はどんなことに一緒に挑戦してみようかと看護師の士気も高まりました^^
快適な在宅療養の手助けをこれからも頭フル回転で考えないとな!