産前産後のメンタルヘルスケアの重要性について思うこと
最近話題のTBSドラマ「コウノドリ」
毎週毎週涙腺を刺激するドラマですねT.T
妊娠は奇跡の連続ですが、出産した後は「現実が続いていく・・・」現実の連続です。
その3話で、キャリアウーマンの一人の女性が妊娠を機に一度会社から退き出産・育児を始める中で母親として妻として社会人として・・・いろんな立場の自分と葛藤し孤独と戦いながら現実と向き合うシーンは、私自身も経験したことがあるのでなんとも言えない気分で見ていました。
産休前の職場での立ち位置
それなりに経験を積んだ立場。後輩に仕事を委ね身重の体を心配してもらい日々申し訳ない気分で仕事をする。
出産前
出産の不安に押しつぶされほんとにやっていけるのか、産後は仕事に戻れるのか思い悩む。
出産後
産前産後のボロボロの体で慣れない育児に翻弄され、気持ちも体も不安定。
仕事復帰
復帰したって病気する子どもを抱えた母親はあてにもされず申し訳ない日々、肩身は狭く働く。
数行でまとめましたが、現実を詳細に書き綴ったらハリーポッターシリーズ並みに大作になるので今回は控えます^^;
ドラマの中でも、その女性の心の葛藤を女優のメアリージュンさんがとてもリアルに演じておられ、グッと来ました;-;
私は双子を産みましたので
産前はお腹の重さに日々泣き崩れ
産後は二人のお世話に泣き崩れておりました^^;
(泣いてばっかりやないか!)
産前産後は「孤独との戦い」
また、ホルモンの変化も著しいので精神状態の乱れは著しくそれはに誰にでも起こりうるものです。
だからこそ、
その変化に自分が理解していること・身近な人が理解してくれていること、
これはとっても重要だと感じます。
実際私も産前は主治医と喧嘩したり主人に当り散らしたり、今考えたら大したことではないことですが当時は悲しすぎて泣き腫らしていましたし、
産後は里帰りでお世話になっていた実家の母が心配して言ってくれていた一言が自分を攻撃しているように聞こえてしまったり、育児の中で主人が言った一言をいつまでも根に持ってしまうほど腹が立ったりと・・・メンタルガタガタでした^^;
しかし私の場合は、妊娠中から気晴らしにSNS(Facebook)をマメにしており離れた場所にいる家族や友人や恩師・先輩ママなどと繋がっていたこともあり、複雑な心境を吐露し投稿すると「それは○○だからだよ」などと色んな方からアドバイスをもらったり、同じ時期に出産した友達とは気持ちを分かち合ったりしていたことがまず完全に孤独にならなかった一つメリットだったと思います。
SNSではなくても、今の気持ちを口に出すことが出来るだけでも状況は変わるものです。
だけど育児は子どもと自分の1対1(私は1対2;;)会話もできない新生児と二人きり・・・
たまに会話ができる大人が訪れてくると宅配便のおじさんと話せただけでも嬉しくなるほどに喋ることが減るので、感情の表出は乏しくなる一方・・・
そんな状況で、自分のメンタルヘルスと向き合うなんて・・・
なかなか無理です。
なので、もっともっと自分も周りも、産前産後のメンタルヘルスについて知っておくことが必要なのです!
少し暗い話ですが・・・
2015年の周産期メンタルヘルスの研究によると
妊産婦死亡の原因の1/4がメンタルヘルス関連要因による死亡なのだそうです。
また、妊産婦の自殺は
スウェーデンやイギリスが出生10万に対し自殺率の割合が2.3〜3.7%なのに対して
日本は8.7%です!!!
もうほんとに・・・
これはなんとかしたい!!!!
実際私は、産前産後うつにはなりませんでしたが、ある日昼間に泣き止まない子どもたちに寝不足の自分・・・そんなのも重なり、泣きじゃくる二人をほったらかして1時間弱台所の隅に座り込み放心状態になったことがあります。
放心状態のまま10分程でしょうか、座ったまま台所で眠ってしまって目覚めると正気になったのか慌てて子どもたちに駆け寄った日がありました。
誰だって、穏やかに朗らかに妊婦期を過ごし出産を迎え育児をしていきたいものです。
実際できている人もいるのかもしれません。
私はできませんでした。
でも、その経験があるから、その後出産した友人などには「今の時期ならこんなことが辛いよね」とか「こんなことで悩むよね」とか声をかけてあげられるようになりました。
訪問看護師として、地域で何ができるだろうか。
ただいま模索中でございます。
メンタル救世主!
産前産後のお母さんたちの味方になれるよう自己研鑽いたします!!!
と、カッコよく言いましたが^^
ブログを通しても自身の育児経験も交え産前産後のメンタルケアについて多くの人に知ってもらえるよう、発信していきたいと思っています^^
※可愛い写真を撮れる余裕がある日もありました^^