こころみBlog

メンタルケア専門の訪問看護師のBlogです。

車を運転する事

最近、車での大きな事故が続いていますね。

昨日は滋賀県で保育園児の列に車が突っ込み2歳のお子さんが2名亡くなるという痛ましい事故もありました。

 

私は保育園児がお外をお散歩しているのを見かけるのが大好きです。

10人くらいまとまって、乳児さんなら大きなカートに乗って楽しそうな表情で歩いている姿を見かけるとすごく癒されて、先日までうちの子ども達も保育園児だったので、「今頃うちの子ども達もお散歩してるかなー」って想像したりして、早く会いたくなったりして。

 

そのお散歩の傍らに、楽しませながらも安全確保に余念がない保育士さん達。

 

我が子2人をスーパーに連れて行くだけであちこちに散らばる2人にくたびれるのに、保育士さん達は10人くらいを2〜3人でしっかりまとめてみてくれています。きっとお散歩にかかるエネルギーはとんでもなく強いものだと思います。

 

そう思っただけでも大変なことだし、今回の防ぎようがない大事故にあった子ども達や先生や、園の方々。そして子どもたちを預けていた保護者の方々の思いを考えただけで涙がでます。

 

私たち訪問看護師は、訪問先への移動手段は主に車で、バイクや自転車でも回ります。

 

車は手軽です。

だけど、鉄の塊。

 

人の手、足だけでエンジンを動かして走りますが、ちょっとの操作ミスで人を殺してしまうことも出来てしまいます。

 

毎日毎日、長い時間車を運転して訪問に向かいますが、道中には学校や保育園幼稚園もおおいですし、時間帯によっては通勤通学で沢山の人が歩く狭い道も通ります。

もちろん、お散歩中の子どもたちもいます。

 

そして、私たちは仕事の連絡手段は全てスマホです。利用者様や関係機関とのやりとりやスタッフ間のやりとりはメールや電話。

電話もイヤホンやスピーカーを利用しても瞬間的に画面を見たり、行き先を確認するためにナビをみたりもします。

その一瞬でヒヤッとすることもありました。

 

「車を運転する事の責任」

 

免許取得の時も、更新の度にも、強く教えられますが、毎日乗っていると慣れから緊張感もなくなってしまいます。だけれど、その油断が大きな事故につながります。

 

最近続く事故から学んで、亡くなった方々の死を無駄にしてはならない。

日頃から運転をする前に、深呼吸をして、気を引き締めて、この鉄の塊を動かさなければと思いました。

 

車は安全装置も増え進化しています。

でも運転する人の気持ちが変わらないと事故は減らないし、進化しませんね。

 

 

 

今日も安全運転で訪問に回ります‼️

 

 

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こころみ2号店です!

訪問看護ステーションこころみ2号店オープンです!

 

とはいっても、4月までは事業所ではなくサテライト(営業所)としての稼働です^^

 

場所は高槻市

 

おかげさまで、高槻市茨木市の利用者様との出会いも増え、これからも北摂の方々の支援がより行き届くように、スタッフ共々頑張ってまいります!

 

 

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排便コントロールのこと

看護師をやってきて、医療の進歩について行くのもやっとの日々。

訪問などの地域になると余計その部分で、出遅れることは多い・・・たくさん研修や勉強会に参加せねばと思いつつ、日々の業務に追われ・・・とこれは言い訳ですね^^;

 

新しいことを知ることもそうですが、今まで思っていたことが大きな勘違いだったことに気づくことも多いものです。

 

最近、利用者さんの排便コントロールのことで行き詰まり。。

 

80代の男性。

片麻痺もあり心疾患の既往もあり排便困難のため、週に3回の訪問時に浣腸を施行する。

しかし、9月から徐々に浣腸の後の排便と、訪問退出後に再度出てしまうことがあり、奥様がどうしたらいいのか・・・訪問の間に出し切って欲しいとの訴えがあり、看護師もどうしたものかと頭をひねり。

 

そもそも、便が降りてきていなければ浣腸をしても反応に時差も出てきて当然。

高齢でもあるため体調コンディションや運動量・食事量も関係しているのでは?とも思うけれども家族の思いも考えると、もっと排便コントロールに裏付けが必要だなと考え。

 

以前豊中の地域連携のスタッフの集まりで、うちの代表が出会った方のことを思い出し!

 

『DASUケアLAB』さん^^

 

dasucare-lab.themedia.jp

 

代表から教えてもらっただけで私はお会いしたことなかったのですが、DASUケア LABさんの取り組みにはとても興味がありました^^

 

ふと思い出し、不躾ながらメールで相談してみたら、なんとすぐに回答をくださり!!

 

とても丁寧な優しい返答にほっこりしつつ、一つの文面に「ハッ」としました。

 

排便のコントロールは、
「週に何回出た」という回数ではなく
「4番の便が、気持ちよく、痛みなく、残便感なく出ているか」
という便性状のコントロールです。

※4番の便とはブリストルスケールにおける便性状

 

今まで病棟勤務をしている時でもイレウス(腸閉塞)の方などの観察でも

「今日は出たか?」「排便がないのは何日め?」

というのが第一だったように思います。

気持ちよくでたのか、すっきりしたのか、とても重要なことです。

 

介護をする家族の気持ちももちろん大事ですが、だす本人が排便についてどう感じているのか。

見ていなかったなと。

 

また、下剤や浣腸などの処置だけが、排便コントロールではないということもわかりました。

今まで当たり前にしてきたことも見落としていることがたくさんです。

そのことに気づけたこともとっても嬉しくて、DASUケアLABの大関さんに感謝です!

 

みなさん、自分の排便についてちょっと考えて見ませんか?^^